浮玉再生の流れ不要になり、様々な理由から漁港に積み上げられて放置された浮玉は、回収して一つひとつ網を外し、綺麗に洗浄した後、粉砕、溶解を経て職人の手で再度成形します。リサイクルのため、ロットごとに色味や泡の入り方が違います。その風合いも含めてお楽しみください。時代とともにほとんど使われなくなったガラス製の浮玉は、漁師の廃業、廃棄の困難さ等の理由から、漁港に積み上げられて放置されることもあり、処分に困った漁師たちから北洋硝子に相談が寄せられることが増えました。私たちはかつて浮玉製造を担ってきたガラス工場として「今ある資源を無駄にしたくない」「青森の美しい景色を守りたい」との想いから、浮玉を回収しダブルFシリーズの製品として再生を実現しました。深みのある青緑色や気泡は、かつて海に浮かんでいた浮玉ならではの素朴な表情です。青森の海に想いを馳せ、趣のある風合いをお楽しみください。津軽びいどろを製造する北洋硝子は1949年、漁業用の浮玉(うきだま)工場として創業しました。北洋硝子の浮玉は、黒潮に乗って 遥かアメリカ西海岸に流れ着くこともあり、現地のビーチコーマーたちは浮玉に刻印された「北」というマークを「ダブルF」と呼び珍重していたそうです。津軽びいどろ「ダブルF」シリーズの製品は、かつて浮玉を吹いていたガラス職人達の技術と精神を受け継ぎ、北洋硝子で一つひとつ手作りされています。動画はこちらから漁業用ガラス製浮玉を100%再利用しています浮玉ガラスをアップサイクルしたグラスウェアシリーズ津軽びいどろ ダブルF026
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